【FPが教える】カードローンのメリット・デメリットを事例も交えてご紹介!
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「カードローンって便利そうだけど、デメリットって無いのかな」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カードローンは利用者にとって非常にメリットの大きい商品であり、上手く活用することができれば心強い味方となってくれるものです。
しかし、カードローンには当然のことながらデメリットも存在します。
ここではカードローンのメリット・デメリットについて、詳しく触れていきます。
飯田 道子 / ファイナンシャルプランナー
【専門家の解説】
人によっては、お金を借りること自体がNG。住宅ローンは良いけど、カードローンは良くないなどの偏った考えを持っている人がいます。でもそれは、ただの思い込みだったり、偏見だったりします。カードローンは、イザというときに頼りになる借り入れ方法のひとつです。この機会にメリット・デメリットをしっかり押さえて、賢く使いこなしてきましょう。
ファイナンシャルプランナー
監修者飯田 道子
金融機関勤務を経て1996年FP資格を取得。
現在は各種相談業務のほか、セミナー講師、執筆活動、独立支援などを活動は多岐に渡る。
どの金融機関にも属さない独立系FPとして、金融・保険情報が得意。
また海外移住の相談などにも対応しており、特にカナダや韓国への移住支援などを行っている。
「宅建資格を取るまえに読む本」「貯める!儲ける!お金が集まる94の方法」「介護経験FPが語る介護のマネー&アドバイスの本」「テラー必携‼ あなたのファンを増やす魔法の質問」などの著書もあり。株式会社エイチームライフデザイン
編集者イーデス編集部
「ユーザーが信頼して利用できるWEBメディア」を目指す編集部チーム。実際のユーザーの声や業界知識の豊富な専門家の協力を得ながら、コンテンツポリシーに沿ったコンテンツを制作しています。暮らしに関するトピックを中心に、読者の「まよい」を解消し、最適な選択を支援するためのコンテンツを制作中です。
■書籍
初心者でもわかる!お金に関するアレコレの選び方BOOK
■保有資格
KTAA団体シルバー認証マーク(2023.12.20~)
■許認可
有料職業紹介事業(厚生労働大臣許可・許可番号:23-ユ-302788)
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FPが教える本当のカードローンのメリットとキャッシングとの違い
「カードローンとキャッシング、何が違うの?」と、利用したことの無い方は必ず疑問に思います。結論からいうと、現在ではほぼ違いはない、というのが正しい回答です。
したがって、初めてカードローンを利用する方は、あまり気にしなくても良いでしょう。カードローンの大きなメリットは、非常に利便性が優れていることです。
本来の意味でいうと、キャッシングとカードローンの違いは、「カードを利用するかしないか」という点と、「返済方法」です。
キャッシングはカードを利用せず翌月に一括返済、カードローンはカードを利用し分割で返済というイメージでしょうか。
しかし、現在では、キャッシング商品でもカードを利用して分割で返済するので、ほとんど違いはありません。
なぜこのようになったかというと、平成22年に改正施行された「貸金業法」が深く関係しています。
貸金業法が改正に至った理由として、多重債務者問題があります。多重債務者は社会問題となり、多くの方が利用していた「キャッシング」という言葉自体に悪いイメージが付くようになりました。
当時は、キャッシングとカードローンで先述したような違いがありましたが、悪いイメージを払拭するために「カードローン」という商品名に変更する業者が次々と現れました。
その後、利用者のニーズが変化するとともにキャッシングでもカードを介するようになり、現在のように違いがほとんどなくなることになったのです。
カードローンとキャッシングの違いについて、より詳しく知りたい方は、「カードローンとキャッシングの違いをFPが分かりやすく徹底解説」を参考にしてみてください。
貸金業法については、「日本貸金業協会」を参照してください。
カードローンのメリットを具体的に紹介
カードローンは、以下のように6つのメリットがあります。
カードローンの6つのメリット
- 融資枠内であれば、借り入れ・返済を繰り返せる
- 毎月一定額を返済するので、計画を立てやすい
- コンビニATMでも利用できるので利便性が良い
- 融資枠が大きい
- 資金の利用用途が自由
- 審査が早い
上記の中で利用者にとって影響が大きいのは、「借り入れ・返済が自由」という点と、「利便性が優れている」という点です。
カードローンは、365日24時間利用することのできるものが多く、非常に利便性が優れています。
さらに、融資枠内であれば何度でも借り入れ・返済を繰り返すことができるので、ご自身のライフスタイルに合った使い方ができます。
消費者金融系と銀行系のメリットの違いって何?
カードローンは大きくわけて2種類あり、「消費者金融カードローン」と「銀行カードローン」に分かれます。それぞれのメリットは以下などがあります。
- 消費者金融カードローン
審査スピードが早く、緊急性のある申し込みにも対応することができる。 - 銀行カードローン
銀行の取扱商品という安心感がある。低金利カードローンの種類が豊富。
銀行カードローンは、消費者金融カードローンに比べて審査スピードは劣るものの、中には審査の早いカードローンもあります。
低金利カードローンのほとんどは銀行カードローンで、利息を節約したい場合は銀行カードローンを選ぶと良いでしょう。
▼銀行カードローンの審査については、こちらの記事をご参考にしてください。
FPが教えるカードローンのデメリットについて紹介
「カードローンにはメリットがたくさんあります」「安心して利用できるカードローン」など、カードローンのメリットを謳う広告は非常に多いです。
もちろん、カードローンのメリットは数多くあり、安心して利用できるのも事実ですが、利用する際にはデメリットも心得ておかなければなりません。
カードローンの主なデメリットは以下の4つです。
カードローンのデメリットまとめ
カードローンのデメリット
- 金利が高い 借り入れが癖になりやすい
- 臨時返済をしないと、長期返済になる場合がある
- 審査を受けると、信用情報機関に履歴が残る
カードローンのデメリットは、利用用途が自由な分、金利が高いこと、借り入れが癖になりやすいことなどがあります。デメリットをいかに少なくできるかどうかは、利用者の使い方にかかっている、といっても過言ではありません。
また、カードローンは約定返済ですので、毎月一定額のみを返済していく場合がほとんどです。言い方を変えれば、毎月一定額だけを返済していくことになるため、返済期間が長期化してしまうケースも多いのです。
審査面のデメリットとして、「信用情報機関に利用履歴が残ること」がありますが、このデメリットはカードローンを利用する際のデメリットではなく、住宅ローンの審査やクレジットカードの審査を受ける際に影響があるものです。
住宅ローンやクレジットカードの審査は、信用情報機関に照会を行います。
したがって、カードローン利用歴のある人というのが分かってしまい、住宅ローンの審査に通りにくくなる可能性があります。
このような人はカードローンをする際に注意!
カードローンは、審査さえ通れば誰でも利用することができます。
しかし、気軽に利用できると言っても、「お金を借りる」という行為に変わりはありません。したがって、一定の緊張感を保つ必要があります。
逆に言えば、緊張感が保てないような方は利用する際に注意が必要です。例えば、
- 既に他社でも多額の借り入れを行っている方
- お金にルーズな方
- 返済の計画や、返済日の把握が苦手な方
という傾向のある方は、カードローンを利用する際に十分な注意が必要です。
特に、他社においても借り入れを行っている方は返済金額も高くなる傾向があり、債務遅滞に陥るリスクを抱えている可能性がありますので、ご自身の返済能力を把握した上で利用するようにしましょう。
また、お金にルーズな自覚のある方は、カードローンの利便性の良さにより借り入れが癖になりやすいです。
一度借り入れが癖になってしまうと「お金を借りる」ことへの緊張が薄れてしまい、どんどん借入残高を増やしてしまう可能性があります。
したがって、緊張感が保てる方法を意識して取り入れる必要があるでしょう。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
注目したいのがデメリットです。特に消費者金融系のカードローンは金利が高く設定されていますので、ズルズルと借り続けるのではなく、適宜、繰上返済等も取り入れながら、できるだけ早く完済できるよう、計画しましょう。口座振替でのみ返済をしている場合は、残高が減りにくくなりますので、意識して繰上返済をして下さい。
飯田さん
カードローンのデメリットの回避方法を紹介
先述した4つのデメリットの回避方法を1つずつ紹介します。
金利が高い
カードローンの中には低金利なものもあり、しっかりと比較することで利息を最小限に抑えることができます。
短期借り入れ、短期返済を意識しつつ利用することで、カードローンのメリットを最大限活かすことができます。
借り入れが癖になりやすい
カードローンは非常に利便性が良く、24時間365日いつでも借り入れすることができるため、借り入れが癖になってしまうケースもあります。
回避方法としては、必要の無いときにカードを持ち歩かないこと、決めたATM以外で利用しないこと、などがあります。
借り入れ・返済の頻度を減らすことがポイントです。
臨時返済をしないと、長期返済になる場合がある
カードローンの通常返済は「約定返済」といい、毎月決められた金額のみを返済するようになっています。
しかし、約定返済だけでは借り入れ金額に対して十分な返済とは言えず、結果として返済が長期化する恐れがあります。
そこで、約定返済日とは別に、ご自身で返済日と返済額を設定し、継続的に返済することで短期完済することができます。
審査を受けると、信用情報機関に履歴が残る
審査を受けた以上、信用情報機関に履歴が残るのは仕方ありません。
ただし、審査に落ちてしまうとネガティブな情報と判断されてしまうので、できるかぎり審査に通る確率の高いカードローンを申し込みしましょう。
デメリットを回避しつつ、カードローンのメリットを最大限活かす方法
先述したように、カードローンのデメリットには、それぞれそれを最小限に抑える工夫があり、それらを意識しつつカードローンを利用することで、メリットを最大限に活かすことができます。
デメリットを回避しつつカードローンを選ぶポイントは、以下4つを満たすことです。
- 低金利であること
- 返済お知らせメールサービスがあること
- 審査の通りやすいカードローンであること
- ホームページに返済シミュレーションツールが設置されていること
これらは全て、利用者に直接関係する項目です。
デメリットは利用者の自己管理能力にかかっている部分が多いため、できる限り返済をサポートしてくれる機能のあるカードローンを選びましょう。
上記の全てを満たすカードローンの具体例としては、三菱UFJ銀行の「バンクイック」があります。
バンクイックは、上記のポイント全てを満たすカードローンであり、返済に関する相談も可能です。さらに、低金利かつ返済しやすいカードローンですので、メリットを最大限活かすことができるでしょう。
カードローンを使って、生活が楽になった事例を紹介
カードローンを上手く活用して、生活が楽になった事例を紹介します。
事例
会社員として勤務していたAさんは、勤務先の業績不振による大幅な減給があり、残業の多い月には貯金できるものの、残業の少ない月には家計が赤字になるという、ムラのある収入状況となってしまいました。
そこでAさんは、銀行カードローンを申し込みし、収入の少ない月には赤字部分のみ借り入れ、収入の多い月に完済するという方法でカードローンを利用しています。
そうすることで、毎月の収入のムラを一定に保つことができ、家計の管理がとても楽になりました。
毎月一定した予算を組むことができるので貯金も徐々に多くなり、結果として、カードローンを利用しなくとも家計が回るようになりました。
FPの見解
カードローンのデメリットを理解した上で、上手く活用した事例です。
カードローンは、短期借り入れ・短期返済することさえできれば利息を最小限に抑えることができます。
毎月の収入にムラがあると家計のリズムが崩れやすく、上手く貯金を進められないケースが多いです。
事例の場合、収入のムラをなくしたことにより、貯蓄計画がより明確になったことも要因だと思います。
カードローンを利用することのメリットについては「カードローンのメリットを知って上手に活用しよう」を参考にしてみて下さい。
おすすめな銀行系カードローン
「銀行カードローンだけでも種類が多すぎる!」と感じてしまう方は非常に多いです。それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身に合ったカードローンを見つけるのが一番良いのですが、探すのは大変です。
ですので、全ての面でバランスの取れた銀行カードローンをお探しの方には「みずほ銀行カードローン」をおすすめします。
みずほ銀行カードローンの商品詳細は以下の通りです。
※審査時間・融資時間:みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。借入金利:住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
おすすめポイント
- WEB完結申込なら24時間いつでも受付!
- 提携コンビニATMで借入も返済も可能
- みずほ銀行のキャッシュカードで利用できる
大手のみずほ銀行は、上限金利年14.0%の低金利カードローンを取り扱っています。この金利水準は銀行カードローン全体で見ても非常に優秀ですので、利息を節約しやすいという大きなメリットがあります。
より詳しく、おすすめのカードローンを知りたい方は、目的別に分かれている「【2024年最新版】カードローンおすすめ人気会社ランキング15選!金利・審査通過率・融資までの早さを比較」を参考にしてみてください。
カードローンを利用することで、社会的影響はある?FPが本当の真実を紹介
「カードローンを利用するのが不安…」という方、多いのではないでしょうか。まわりの人に対しての不安、社会的信用の面での不安など、さまざまな不安を抱えている方がいらっしゃいます。
結論からいうと、カードローンを利用したとしてもほとんど社会的影響はありません。もちろん延滞したり、督促を無視したりというケースは除きます。
もし、限定的な部分で社会的影響があるとするなら、クレジットカードや各種ローンの審査ぐらいでしょうか。
クレジットカードや各種ローンは審査を実施する際、カードローンと同様に信用情報機関へ照会を行います。その際にカードローン使用歴を把握されますので、審査結果に影響が出る可能性はあるでしょう。
FPがカードローンを使うことで生活を楽にするコツを紹介!
カードローンを使って生活を楽にするためには、経済的に苦しいときの支払い時期をずらすことと、約定返済に頼りすぎないことがコツです。
カードローンの利用用途は自由なので、経済的に苦しいときは各種支払をまとめてカードローンで支払い、時期をずらしてコツコツと返済していきましょう。
約定返済だけに頼らず臨時返済を繰り返し、「まとめて借りて早期返済する」を原則として利用すると良いでしょう。
カードローンの便利な使い方事例
「クレジットカードが便利すぎて、すぐ使ってしまう」という方は、クレジットカードの代わりにカードローンを利用してみることも賢い選択です。クレジットカードは現金を手にしないため出費の現実感が薄く、ついつい使いすぎてしまう傾向があります。
しかし、カードローンは現金を引き出す必要があるため現実感が強く、冷静に出費を抑えることができます。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
イザというときに頼りになるのがカードローンです。金利が高いとはいえ、消費者金融系のカードローンの中には、初回借入時に無利息期間が設けられているものもありますので、実質、無料で借り入れすることができます。ここで書かれている他、銀行に預金がある場合でも、自社のATMからの引き出しなら、いつでも手数料無料で引き出せることもあり、コスト削減にも大いに役立ちます。
飯田さん
まとめ
カードローンは、利用者の計画性が大きく影響する商品です。
ご自身の性格やライフスタイルを明確に理解した上でカードローンを活用することができれば、より快適な生活を送ることができるでしょう。
具体的な返済計画を立てつつ、上手くカードローンを活用して下さい。
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- ※プロミス:※融資時間:申込時間や審査により希望に沿えない場合があります。無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。
- ※アコム:※融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
- ※アイフル:※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 飯田 道子の一言コメント!
カードローンとキャッシングはほぼ同じ。ここで気を付けたいのが利用枠です。特にクレジットカードの場合、クレジットカードの利用枠とキャッシング枠が合計でいくらまでと決まっています。お金をキャッシングするときには、自分はいくらまで利用できるのかを確認しておきましょう。クレジットカードを申し込む際に、キャッシング枠を申請しないケースもあります。自分にはいくらの枠があるのか、あらかじめ確認しておいて下さい。
飯田さん